四日市市内には、14園の私立幼稚園があり、およそ3,300人もの子どもたちとそのご家庭に日々楽しい体験と質の高い教育を提供しています。
それぞれの幼稚園は、建学の精神とゆるがない理念に基づく伝統ある園風が特徴です。情熱をもって子どもたちと関わる教員は、より豊かな保育と教育、新しい未来を目指して研修を受け、日々の保育に工夫をこらして努力を重ねています。
ご家庭のニーズに合わせて多彩なプログラムを準備し、見学、体験入園や園庭開放で実際に見ていただきたいと、子どもの大好きなスタッフがそれぞれの園でお待ちしております。

育みたい資質・能力
幼稚園教育要領では、幼児期の終わりまでに身につけておきたい資質や能力についても明確に記されました。幼稚園での生活を通じて以下の3つを柱とした力を身につけることを目指しています。
「10の姿」とは、幼児期の終わりまでに育ってほしい子どもの姿や能力を、5領域をもとに10個の視点からまとめたものです。毎日の遊びや保育の中で、子どもの育ちや学びに向かう力や人間力を養う狙いが込められています。
四日市私立幼稚園協会会員の学年別園児数
四日市市内で幼稚園に通っている園児の比率は以下の通りになります。
小学校との連携に活用する
幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿は、
子どもたちがスムーズに小学校生活に移行できるようにするためにも、10の姿を手がかりにして、子どもの様子の具体例を小学校の先生に伝えることが求められます。
小学校の先生方と話し合う機会を持ち、
幼稚園と保育園の違い
保育園は、医療や生活を司る厚労省が運営する福祉施設で「健やかな保育」を目的としています。 そのため栄養バランスの取れた給食が出されたり、午睡があったりします。 一方、幼稚園は学校教育を管轄している文科省が認可する「幼児教育の場」。 「学ぶところ」なので園ごとに特色のある教育を行います。
幼児教育・保育料の無償化
幼児教育とは、小学校就学前の幼児が生活するすべての場において行なわれる教育の総称と言われています。幼児教育は、子どもたちが心豊かにたくましく生きる力を身につけられるように、生涯にわたる人間形成の基礎を培うものとしてとても重要な役割を担っています。
保育料の無償化の対象は、原則、3歳から(幼稚園については、満3歳から)5歳までの子どもです。 対象年齢であれば預かり保育を利用する子どもも「幼児教育・保育の無償化」の対象となっていますので、詳細は、各園に確認をしてください。
2歳児クラスがある幼稚園も
2歳児クラスを設けて2歳児保育をしている幼稚園もあります。週1日から2日程度、親子で参加する未就園児クラスや、週5日子どもたちのみで通う2歳児クラスなど、幼稚園によって週の保育日数や時間はさまざまです。
- 保育内容
- 幼稚園で2歳児を受け入れる場合には、幼稚園で行われる教育を当てはめていくのではなく、2歳児の発達を踏まえ、3歳児以降の幼稚園教育につなげていくことが大切であると考えています。集団生活を楽しんだり、基本的な生活習慣を身につけるなど、年齢に合った保育をしています。
- 保育時間
- 一日の保育時間については、幼稚園によって違いがありますが、朝や夕方の預かり保育がある幼稚園や土曜日の開園をしている幼稚園もありますので、各園に確認をしてください。
- 保育料
- 保育料は、入会金や保険料など必要なものが幼稚園によって違いますので、各園に確認をしてください。
未就園児教室・園庭開放

名称や具体的な活動内容などは園によって異なりますが、一般的には「園開放」や「未就園児教室」は親子参加になります。年が近い子どもを持つ保護者同士が子育てや発達にについて話し合える場や先生に相談できる場としても活用できます。
お母さんたちの声
加盟園で実際にあったお母さんからの声を紹介いたします。
海の星カトリック幼稚園
長女が2歳の時、幼稚園探しを始めました。「海の星カトリック幼稚園の子はお行儀が良い」との評判も聞いたので、2歳児の親子教室「トトロンルーム」に通い始めました。
幼稚園の雰囲気を味わいながら英語やリトミック、工作や読み聞かせなど色々な経験ができます。おやつ作りでは苦手なものを食べてくれて成長を感じました。月に数回、子どもと過ごす時間も堪能したいと思っていた私にはちょうど良かったです。自分で鞄を背負う、ボタンを留めるなど幼稚園生活でも必要な生活習慣も少しずつ練習させてもらえるので、年少児からの入園も心配ありませんでした。次女も三女も2歳児クラスからお世話になっています。
海の星カトリック幼稚園は園児、先生、保護者の距離がとても近いのが魅力です。保護者同士も学年を超えて情報交換したり、先生に直接相談できたりと、園全体で見守ってくれていると感じます。遊びや集団生活での学びを重視している点も小学校入学前の準備期間として安心材料です。