秋も深まり、法隆寺の木々が赤や黄色に色づき、斑鳩のまち全体がやさしい秋色に包まれる季節になりました。園の子どもたちは元気いっぱいに園庭を駆け回っています。頬にあたる風が少しひんやりしてきましたが、その中でも笑顔で遊ぶ子どもたちの姿に、日々の成長を感じます。

　１０月１８日、斑鳩町の中央体育館にて、みんなが楽しみにしていた運動会を行いました。年長児は力強いリズム行進と造形体操を立派に披露し、年中児は息を合わせたバルーンで見事なチームワークを見せてくれました。そして年少児は、かわいらしい遊戯で会場を笑顔でいっぱいにしてくれました。乳児クラスの子どもたちもおうちの方と一緒に機関車トーマスの列車に乗って競技に参加してくれました。どの学年の子どもたちも、これまでの練習を通して仲間と力を合わせることの大切さ、最後までやり遂げる喜びを感じてくれたことと思います。あたたかい声援を送ってくださった保護者の皆さま、地域の皆さま、本当にありがとうございました。

　１１月は、「ありがとうの気持ち」を伝える月です。勤労感謝集会では、子どもたちが日頃お世話になっている方たちに、手づくりのプレゼントと感謝の言葉をお届けします。小さな手で一生懸命作った贈り物や、心からの「ありがとう」の言葉には、聞く人の心をほっと温かくする力があります。

　また、芸術の秋にちなみ、園では “Art Day（アートデー）” に取り組みます。集めたお菓子の箱やヤクルトの容器などの廃材を使って、各学年クラス毎に製作を楽しみます。おうちからもたくさんの材料を持ってきていただいています。工夫しながら、自分の思いをのびのびと表現する子どもたちの姿には、創ることの喜びがあふれています。

　これからも、地域のあたたかいつながりの中で、自然や人への感謝の心を大切に、子どもたち一人ひとりの個性や感性を育んでいきたいと思います。朝晩の冷え込みが増してまいります。どうぞお身体に気をつけて、心あたたかな秋の日々をお過ごしください。