ふたばっ子だより

2026年2月6日

想像力や共感力を育む

自治体のリーダーをはじめ、政治に携わる人の問題発言や問題行動が繰り返され、気になっています。ニュースを見聞きする度に、こんなことを言われたりされたりしたら、相手はどう思うだろうという、想像力や共感力の乏しさを思い、愕然となります。今まで言いたいことを言えなかった人が言うようになったからこういうニュースが多くなったのか、それとも、想像力や共感力の乏しい人が増えてきたからなのかは、わかりません。

ところで、2018年に改訂された幼稚園教育要領の解説の中に、以下のような文章が見られます。「相手がどのような気持ちなのか、あるいは、自分がどのようにすればよいのかを、体験を通して考えたり、人として絶対にしてはならないことや、言ってはならないことがあることに気づいたりするように援助することが大切である。」また、次のような文も見られます。「幼児期においては、絵本や物語の世界に浸る体験が大切である。悲しみや悔しさなど、様々な気持ちに触れ、他人の痛みや思いを知る機会にもなる。」

こどもたちは、遊びや集団生活の中で起きる様々なトラブルを体験し、時には職員の援助に支えられて、少しずつ成長していきます。してはいけないこと、言ってはいけないことを学ぶと同時に、友だちの思いや気持ちに触れ、成長と共に、それらを理解できるように、うまく導いてやらなければなりません。

また、小さい頃から、絵本や物語の世界に親しむ時間を、日々の生活の中に取り入れることが、想像力や共感力を育む上で、いかに重要かが、解説文からもわかります。

つまり、こどもたちの想像力や共感力は、これをしたから身につくといったような簡単なものではなく、まわりの大人たちが、意識してじっくりと大切に育んでいかなければならないものだといえます。

こうしてみると、乳幼児期の保育・幼児教育がいかに大切かを改めて思います。また、私たちこどもに関わる大人は、こどもに向き合う姿勢や指導力が日々問われているのだと、身の引き締まる思いにもなります。こどもたちをよい方向へと導いていけるよう、これからも職員と協力し、一層頑張ってまいりたいと思います。

園長 北岡 明直